moriga2026.png 徳島大学理工学部は、平成28年4月に、前身である総合科学部の理系学科と工学部の生物工学科以外の学科が統合して発足しました。理工学部への統合前の工学部は、1922年に徳島高等工業学校として設置され、2022年にちょうど創立100周年を迎えました。一方総合科学部は、1874年創立の徳島師範期成学校を基に1986年に文理融合教育を目指し設置された学部で、こちらは2024年に創立150周年を迎えました。現在の理工学部は、中四国の理工系では最大規模の学生定員を有し、これまでに送り出した4万人以上にわたる卒業生は、社会のさまざまな分野で活躍されています。
 今、世界は大きな変革の時代を迎えています。新素材、生命工学、通信?情報技術、人工知能など、新しい科学技術が大きく社会を変えると言われています。わが国はこれまで、その工業技術を背景に高信頼性?高機能なものづくりを得意としてきましたが、最近は社会の価値観を一変する技術開発、いわゆるイノベーションをグローバルにリードする必要性が声高に叫ばれています。大学、特に理工系学部には、こうした社会にイノベーションをもたらすことのできる人材の育成が強く期待されており、そのためには、従来型の各専門分野を深く狭く学修するだけではなく、専門分野の深い知識に加えて工学?理学にまたがる広範な分野の学修が求められるようになってきました。いわゆるSTEM(Science、 Technology、 Engineering and Mathematics)教育に基づく、科学技術開発の競争力強化です。理工学部は、旧総合科学部が担当する数学?自然科学系教育と、旧工学部が担当する工学各分野の教育を融合?発展させ、工学のセンスをもった理学者、理学のセンスを持った工学者を育成することを目標に掲げています。更に2023年には、国立大学で初めて“光”を冠した学科として1993年に設立された徳島大学工学部光応用工学科の強みである「光科学?光工学」と、「医学」、「理工学」を融合させた分野横断型の特別教育プログラム「医光/医工融合プログラム」を設置しました。このプログラムでは、研究室教育を通じて課題解決能力と独創的発想力を身に着けた、新時代を切り拓いていく革新的な人材を育成します。
 さて、徳島で学生生活を送ることのメリットを幾つか挙げましょう。第一に、理工学部がある常三島キャンパスは閑静な住宅街にある一方で、徳島市の中心市街地にも近く、生活に必要な施設のほとんどは徒歩ないしは自転車圏内に存在します。次に、大学前のバス停からは高速バスで、神戸(三ノ宮駅)へ2時間足らず、大阪(大阪駅)へは2時間半で行けるなど、京阪神の各都市とも近接しており、買い物やレジャーを手軽に楽しめるほか、就活面でも都市圏の大学と遜色ありません。さらに、キャンパスの近くには海、山、川などの豊かな自然が残されており、サーフィン、ラフティング、ボート?カヌー、サイクリング、登山などが高いレベルで楽しめます。すなわち、大都市に比べて比較的安価な生活費で、さまざまなアクティビティを存分に楽しみながら、良好な環境で勉学することができます。
 人類は目下、人口減少、高齢化社会、災害、感染症、貧困、資源エネルギー、不平等など大きな課題を抱えていますが、持続可能な開発目標(SDGs)として、これらの課題の解決を2030年までに達成すべきと国連本部のHPに掲げられています。理工学部は、科学技術の力でこれらの解決を目指し、皆が夢と希望を持てる社会を構築する次世代の人材をしっかり育んでまいります。徳島大学理工学部で学び、仲間を作り、自己を実現すると共に、これからの社会を担う力を養われることをお勧めします。

閲覧履歴